SSブログ

桂りょうば 前田一知時代の高座(松尾貴史横好き落語会) [落語]

桂りょうば(本名:前田一知)さんは、2015年8月に父・桂枝雀の弟弟子である桂ざこばさんに弟子入りし、43才にして本格的に落語家としての道を歩み始めました。

20代、30代は音楽活動をメインに行っていた桂りょうば(前田一知)さんですが、父である桂枝雀師匠が亡くなられてから再び落語に興味を持ち始め、ここ数年は本名の前田一知の名前で落語を人前で披露されていました。
前の投稿で、桂りょうばさんの動楽亭での2016年1月の初高座は残念ながら聞くことができなかったことを書きましたが、前田一知さんの落語は、過去に一度だけ聞いたことがあります。


前田一知時代の落語

前田一知さんの落語を聞いたは、2014年11月に行われた松尾貴史さんの芸能生活30周年記念落語会「横好き落語会 in 新神戸オリエンタル劇場」でした。

この「横好き落語会」は、松尾貴史さんが2008年から始めた落語会で、新神戸は4回目の開催ということでした。

横好き落語会.png


とにかくゲストが豪華で、松尾貴史さんの他には立川志の輔さん、桂吉坊さん、前田一知さんが出演されたのですが、そのとき、開口一番で出演された前田一知さんの落語を初めて聞きました。

ちなみに、そのときの演目はこんな感じでした。


松尾貴史芸能生活30周年記念『横好き落語会 in 新神戸オリエンタル劇場』
-演目ー

・お公家女房/前田一知

・神も仏もアルマジロ/松尾貴史

・抜け雀/立川志の輔

・七段目/桂吉坊

・一文笛/松尾貴史


この時は、立川志の輔さんと松尾貴史さんを目当てにチケットを買ったので、前田一知さんの落語は「へぇ~、さすが枝雀さんの息子、なかなかやるなぁ」くらいの感想しかなかったのを覚えています。


松尾貴史さんの落語

立川志の輔さん、桂吉坊さんの落語がよかったのは言うまでもありませんが、松尾貴史さんの落語二席もとても印象的でした。

「神も仏もアルマジロ」は、中島らもさん作の創作落語で、中島らもさんとの思い出話のマクラも含めてとても楽しめました。

もう一つの「一文笛」は、桂米朝さんが若い時に作った泥棒を題材にした落語で、もはや古典落語として後世に残るのは間違いない名作ですが、松尾貴史さんがプロ顔負けに本格的に演じていました。

コピーライターの西林初秋さんのブログによると、立川志の輔さんもベタ褒めだったそうです。

----以下、引用------
昨日の松尾貴史横好き落語会、たくさんのお越し、
ありがとうございました。
(略)
その後、志の輔師匠とぼくはひと足お先に
打ち上げ会場へ。タクシーの中でもビール
を飲みながらみなさんの到着をまっている間も
志の輔師匠は「キッチュの一文笛は良かったね。
いや〜、まいったね落語って何なんだって話だよね」
と賞賛の言葉を連発。
そして何度も「いい会に招いてくれてありがとうね」
とすこぶる上機嫌で、その後、お互いの体調の話や
今後の企みなどの相談に乗っていただく。
----引用ここまで-----
【引用元】
日々の泡。「松尾貴史横好き落語会」2014.11.10
http://syosyu.cocolog-nifty.com/blog/2014/11/post-f5f3.html


枝雀師匠の子供として生まれて落語に親しみ、若い時から松尾貴史さんを初め落語にゆかりの深い人との交流があった桂りょうばさん。

これまでの畑違いのキャリアも糧にして、これからどんどん活躍されることを期待しています。


ほなまた。


スポンサーリンク






nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:お笑い

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。